2018.04.10
カテゴリ:体力不安
風邪ひきました
島本町で開業した頃の、古参の方が来られました。
「風邪をひいたみたいで…37℃前後あって…薬を飲んでいるのだけどなかなかスッキリしなくて。」
私は治療終了後には、
・今のからだの状態がどうなっているのか
・今日何をして、どうなったか
・今日良い状態になったものが戻らず、そのままよくなっていけるにはどうするのが良いか
といったことをお伝えしています。
薬を飲んでもスッキリしない、痛み止めが効いているように思えないというのは、よくあることで、その方もそのことを訴えられました。
診ると
(診るというのは、脈診、舌診、腹診、顔色などのこと)
胃腸に熱がこもっていて、肺にも少しだけ熱があるよう。
なので、それらの熱を抜いて胃腸と肺を涼しくし、最後に風邪で弱ったからだを補うようにして治療を終了。
治療中は頭痛もあって、眉間にシワを寄せて寝てられましたが、終了後はそれもおさまり、表情も清々しい様子でお顔にも透明感が出てきました。
養生は2日間は食事に梅干しを食べるように。
梅干しは胃を少し涼しくする効果があるのです。
それと、油ものやチーズ系は禁止です。
熱があるのに油を摂るのは、火に油を注ぐ行為になり微熱が下がらないことを説明しました。
ご本人は食欲がでないので、好きなチーズだけでもと食べていたとのこと…。からだに良かれと思って。
説明してよかった。
でないとまたぶり返す可能性があるからです。
鍼治療してラクになって終わり、ではいけないことを毎回痛感します。