ギックリ股関節

ギックリ腰、
ギックリ首、
ギックリ背中、
ギックリ脇腹、

そして今回
ギックリ股関節の方が来られました。

イスから立ち上がろうとした瞬間に「あっ!」。
股関節を伸ばすと痛むようになり、その瞬間から、まっすぐに伸ばせなくなってしまいました。

ですが動かなければなんの痛みもない。
伸ばそうとするの痛むので、常に少し脚を曲げた状態で移動しなくてはいけません。

整形外科で診てもらい、レントゲンとるも異常なし、動く時はマツバ杖状態に。

股関節の様子も診て、お話しを聴かせてもらってる中で、この1週間は、胃の調子が悪く味覚も鈍い感じがしていて、疲れがぬけない、そして朝は身も心もどんよりして、息を吸うのも吸いきれなくて体調がおもわしくなかったとを話されました。

こういう状態は、最もギックリ状態が出現しやすい時。
ウイークポイントに「ギックリ系」は出やすいので、じっくりと体調不良も含めた治療をしていく必要があります。

まず、股関節周辺を弛めるためのツボを使いました。
それで少し動きやすくなりました。
それだけでは全く不十分なので、次に胃に対しては元気を取り戻せるように、食事が美味しくなるよう胃腸全体を活性化する鍼を。
そして息が吸いにくい、また吸い込んでも入っていかないのは、「腎」の不活性化が原因。なのでそこにも全体の調和をみながら施術をしていきます。

このような治療で3回目に痛みもなく股関節が伸び、4回目には完全復活できました。

股関節を自由に曲げられるようになって、ご本人も不安からようやく解放されたよう。
笑顔でギックリ股関節治療を終了しました。

整形外科の医師からはこの様子が1ヶ月続くなら、手術をしましょうと言われていたらしく、ご本人はほっとされていました。

無駄にからだにメスを入れた欲しくなかったので、私もほっ。

この治療後、3ヶ月が経っていますが再発もなくお元気に活動されています。

桜

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