Q 鍼は痛いですか?
正直に言うと、その時の体調や季節で痛みの感覚は変わります。
「えっ?刺したの?」というくらい痛みがない時もあれば、蚊にチクッと刺されたような感覚の時も多いです。
むしろ気持ちよくなって、眠ってしまわれる方も多くいます。
現在、鍼のメーカーさんも、できる限り刺した時の痛みが出ないよう、鍼の先端部分の角度や形に工夫を施され、日々研究開発をされています。
今はそういった良質の鍼も出回っていますので、当院でもそのような鍼を使っています。
Q 生理中は治療を受けてもいいですか?
もちろんかまいません。
ただ、生理中は、使わなくなった経血を排出するようからだは機能してます。
ですので、その排出機能を邪魔することなく施術していくことはとても大切ですし、実際すっきり流れるようなツボや方法を使います。
またそのことで、お顔のくすみや肌つやが徐々にきれいになっていかれます。
生理痛で生活に支障をきたすほどの痛みに悩まされている方も何回かのはり治療で楽になり、生理前症候群(PMS)も少しずつ落ちついてきます。
そのような生理前、生理中、生理後に症状をお持ちの方は、特定のものを偏って食べていたりすることが多々見受けられます。ですので、それらに気をつけていただくよう具体的にお伝えしています。
Q 鍼はクセになると聞くのですが…。
クセになる鍼というのはあります。
ですが、当院ではもちろん、クセになる鍼はしていません。
クセになる鍼とは、
例えば、肩が凝ると肩のコリ部分に鍼、腰が痛むと腰の痛む部分に鍼。
このような鍼が気持ちよく好む方もいるのですが、しかしこれを繰り返すと、ゴロゴロの固まりがその同じ刺された部分にできてしまいます。
これを「鍼ダコ」といいます。
そして、そのやり方を続けていくともっと太い鍼、もっと強い鍼、もっと深い鍼へと
刺激量をどんどん増やしていかないと効かなくなってしまいます。これが、クセになる鍼です。
この方法は、筋(すじ)だらけのかたい肉をやわらかくするために、フォークでぶすぶすと突き刺す調理法と同じで、それをしていることになります。
私たちの生きたからだには、傷を治そうという作用があり、強く刺された部分を修復するためにそこを繊維組織で覆います。
これが繰り返すと繊維の上にさらに繊維化が進んで「タコ」(固く分厚い皮膚)と化してしまいます。
患部に刺す鍼は一時的にラクになったような気がします。が、残念ながら一時だけで、しかも恐ろしいことに、病はますます深くなっていきます。
(ちなみにマッサージなども同じところばかりを強く揉まれたり押されると筋肉がガチガチになってしまいます)
当院では慰安目的のような気持ちいいだけの鍼というのはしていません。
からだがどうなっているのかを、正確な診断でもって把握し、手足のツボを使って正しく適量でアプローチしていますので、クセになる心配はまったくありません。
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