2013.06.14
カテゴリ:首・肩・腕
首肩の痛み
右首から肩へなんとなくイヤな感じ
60代の患者さん。
昨日から、何か肩に違和感を持ちながら、自然に治るだろと、そのまま仕事を続けていたとのこと。
するとだんだん、その日の昼頃から首を回すと、ピッと肩甲骨あたりにまで痛みが走るようになり、だんだん右肩全体に、ずっしりした重みが出てきたということで来院されました。
- まず痛み止めに
落枕
臨泣
この段階で、腫れてた首や肩の腫れが半分ほどになりました。
- 脈診でも舌診でも、食べ過ぎ感がしっかり出ていたので、訊ねると、ここ2、3日宴会続きで食べ過ぎたと話されたので、胃腸を調えるために
曲池
上巨虚
合谷
「肩、すーと軽くなってきたなぁ」
座って首を回してもらうと、らくに動ける範囲がぐっと広がりました。
- さらにラクになってもらうために
行間
「ほとんど回ります。あとここ、ここで少しひっかかる」
- まだ胃腸ラインが残っていたので、
日月
「かなりスムーズに回せるし、なによりずっしりした重み感がとれました。仕事にまた戻れます。」
今回は1回の治療で終わりました。
症状がきつい方は2,3回来てもらわないとラクにならない方もいます。
その症状を持っている期間が長ければ、治療期間も長引きます。
今回、早めに来院されたので、早く症状がとれました。
この方の治療ポイントは最初に書きましたが、<食べ過ぎ>でした。
ここでいう食べ過ぎというのは、今の胃腸の状態以上に食べてしまうことです。
それによって、胃腸の経絡やそれに波及する筋肉が緊張し、カチコチになってしまいます。
寝違いや、徐々に硬くなる張りや凝りは、<食生活>の乱れや<食事時間のかたより>などがあったりします。
なので、この方の場合、首肩が回って軽くなるだけでなく、今回食べ過ぎなどで疲れた胃腸も元気に復活していきます。
当院に来られた方には、その後のアフターケアや予防法を毎回お伝えしています。